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考えてみよう!アマゾンの不思議な生物の生態

更新日:2021年10月29日

2018年8月19日(日曜日)に、マナティー研究所(JAMES)の第1回ワークショップを開催しました!


小学生のみんなが対象なので,どんな内容だと楽しんでもらえるか,かなり悩みました.


そこで,知人を通じて,大渕希郷(どうぶつ科学コミュニケーター)さんをご紹介いただき,内容について相談して,とても楽しい企画ができました.

「どんな生き物がアマゾンにはいるかな?自由にイメージして生物を描いてみよう!」


自由な発想で,どんな生物が描かれるでしょう??

当日は,JAMESメンバーの冨田さんが司会進行を行いました.

講師として,京都大学野生動物研究センターの池田さん(アマゾン川の魚の研究をしてます),そしてわたくし,マナティー研究者の菊池の2名が参加しました.


池田さんは,ペットのヤドクガエルと,ブラックゴーストというデンキウオを連れてきてくれました.受付を済ませたみんなは,きれいなヤドクガエルや,不思議な泳ぎ方のデンキウオに興味津々です.


最初は「アイスブレーク」を行いました.

冨田さんが,じゃんけんや落ちた落ちたゲームをして,子供達の緊張をほぐしてくれます.


みなさん,落ちた落ちたゲーム,知ってますか?私は初めてでした.

「落―ちた落ちた,なーにが落ちた?りんご!」

みんなはリンゴを受け取るポーズをします.他に,カミナリとげんこつがあって,それぞれおへそを隠す,頭を守る,とポーズが決まっています.

冨田さんのフェイントにひっかからないように,みんな頑張ってポーズを取ってくれました.

次に,アマゾン川や熱帯雨林,そこに暮らす生き物の紹介をしました.

アマゾンといえば,ピラニア,ワニ,ヘビ?

今回参加してくれたみんなは,もっといろんなイメージを持ってくれたはずです.

アマゾンに対する凝り固まったイメージを払拭したい!これは私の願いでもあります.

スライドを紹介しながら質問すると,どんどん答えてくれます.私は嬉しくて,話しかける回数が増えました.みんなよく知ってるんだなあ,と感心します.



アマゾン川を代表する水生ほ乳類のマナティーです!

次は,アマゾンの生物を自由に描く時間です.

さきほどのスライドショーで学んだアマゾンの環境や生物から,自由にイメージを膨らませて,新しい生き物の絵を考えて描いてみます.


みんなの中には,動物博士の卵たちもいました.その豊富な知識はすごいんです!

彼らの話すのを聞いて,私の方がたくさん学ばせてもらいました.


最初は恥ずかしくてなかなか描けない子もいましたし,絵が苦手だから描けない,という子もいたのですが,最後はみんなきれいに描きあげてくれました.


みんなが描いた絵は,許可をもらって「環境教育」のページで紹介しています!

ぜひご覧ください.


次は,みんなの描いた生き物を紹介するコーナーです.

一枚ずつ質問して,その生き物の紹介をしてもらいます.

「この絵を描いてくれたのはだれかな?」

みんなの印象に強く残ったのはヤドクガエルだったのでしょうか?カラフルな色で毒を持っている,という設定の生き物が目立ちました.

池田研究員が持ってきてくれたペットのヤドクガエルのおかげかもしれません.

みんなは勉強したことをすぐに生かしていました.


中には,描いた生物の天敵の設定をしてくれている子もいて,話をいくら聞いても足りないくらい,私たちも興味が尽きません.

最後に,みんなの描いたイラストへ研究者からコメントします.

一枚ずつ,科学的な知見も交えつつ,コメントしました.みんなの考えた生物が面白くて大好きだったので,一人ずつお話ししながら見ていきました.

帰りは,京都大学野生動物研究センターがJICA/JST SATREPSプロジェクトで作成した折りたたみうちわと,今日の資料をお土産に渡しました.

みんなが描いてくれた素晴らしいイラストは,一部を写真で載せていますので,ぜひご覧ください


そして,みんなが描いたイラストに「研究者からのコメント」を書くことができず,お話しするだけだったので,こちらのサイトで改めてコメントを載せています.


ご参加いただいたみなさま,もしよろしければ,みんなにコメントを見せてあげてください.よろしくお願いいたします!


みなさま,ありがとうございました!

またお会いできるのを楽しみにしています!



協力:富永一,JICA/JST SATREPSプロジェクト「“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全」,大渕希郷(どうぶつ科学コミュニケーター)

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