2019年3月23日(土)に大人向けワークショップ
「海牛祭り」マナティーvsジュゴン
ブラジル料理のレストラン,カフェドセントロさんで開催しました.
当日は計40名の皆様にご参加いただきました.
本当にありがとうございました!
昨年の夏頃から企画して進めていて
ジュゴン研究者の市川光太郎氏には忙しい合間を縫って
(極域調査でしばらく不在のこともありました)
ワークショップに協力していただきました.
顔を合わす機会がないのでメールベースでしたが
市川さんご自身もこの企画を面白がってくださって,
たくさんのアイディアや話題を提供していただきました!
今回,ペンギンについての情報発信をしている「ペンギン大学」のご協力で
芦刈さん(サンシャイン水族館)に司会をお願いすることができました!
研究者目線とは違うトークは新鮮で最高にたのしかったです.
マナティーvsジュゴンという対決形式ですすめました.
どちらの対象種が魅力的か
注)専門家目線で語ります
どちらの知名度が高いか
などなど
トピックスごとに参加者の皆様に挙手で投票していただく
+芦刈さんジャッジによって勝敗を決めていきました.
ジュゴン・マナティーどちらの飼育も経験されている
芦刈さんにしか見えないものがある!
終盤までに勝敗は2:2です.
最後の対決
どちらが人魚のモデルなのか
マナティーとジュゴンの名前の由来,別名,
学名の由来や人魚の目撃談など
両者を比較して議論しました.
ジュゴン・市川さんとはもちろん事前に内容の打ち合わせをしていて
お互いの手の内はすべて見せ合っています.
ところが,この人魚対決のときに打ち合わせにない衝撃の一言
よく描かれている人魚の尾びれは,
ジュゴンの切れ込みタイプですよね
マナティーの丸い尾びれではない.
だからジュゴンが人魚のモデルじゃないでしょうか?
市川さん曰く,イベント中にパッと閃いたのだそうです.
(キイテナイヨー)
しかし,この最終対決はマナティーに票が入り
3対2でマナティーの勝利!
このジャッジには芦刈さんの気持ちが込められています.
「もっとマナティーのことをみんなに知ってもらいたい」
さあ,社)マナティー研究所では
人魚のモデルはマナティー
と推していきます!
そして海牛祭りはこれからも続けていきます!
次回は
海牛類 vs 小型鯨類(仮)
(こんなに強い相手に挑んじゃうの?)
というのも,よく聞かれるのが
「マナティーはイルカの仲間ですか?」
全然違うんですよ
海牛類が鯨類とどう違うのか
対決方式で比較しつつ
みなさんに理解を深めていただきたいのです.
ついでに
イルカ好きにマナティーの魅力伝われ!
大きなイベントだったので,反省点がたくさんあります.
この経験を生かして次回はもっと楽しい会にしてまいります!
またみなさまにお会いできるのを楽しみにしています!
ありがとうございました.
ワークショップ当日はたくさんの方にご協力いただき,20,640円の寄付金を集めることができました。
マナティー研究所の活動資金として大切に使わせていただきます。ご支援いただいた皆さま,本当にありがとうございました。
Comments