2021年6月に学童保育で行った小学生向けワークショップのレポートです!
ニュースなどで,森林伐採,熱帯雨林の焼畑,大規模な火災など,森の消失について目にする機会が多くなっています.
森がどうして大切なのか
みなさんはご存知ですか?
木は光合成で二酸化炭素を取り込んで酸素を作り出しているから?
アマゾンの熱帯雨林は地球の肺,と表現されることもありますが,実のところはどうでしょう.
様々な生き物の住みかになっているから?
木が大切な理由はたくさんありますが,このワークショップでは地球温暖化と木の役割について紹介しました.
昨年からお世話になっている学童保育で,去年からのお友達は2年生になっていて,さらに新1年生のみんなも参加して,とても元気な雰囲気です.
感染症の影響で人に会う機会がめっきり少なくなっているので,元気が弾けるみんなに会えた時は本当に嬉しかったです.
私も最近まで知らなかったのですが,日本は森に囲まれた国です.
OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で,『国土を森がしめる割合』をみてみると,フィンランドが第1位の73%,そして日本は第2位で66%!
世界的に見ても日本の国土は森の割合が大きいことがわかります.
まず,森についてのクイズをして,そのあとに日本の森の野生動物の動画を紹介して,森と生きもののつながりをつたえました.
次にみんながおうちから持ってきてくれた要らない紙や紙袋,広告などをつかって,木を作るワークをしました!
つくるのは『自立できる木』です.そして,太陽の光を受ける葉っぱもつけてみます.
さあ,みんなどんな木を作ってくれたでしょうか?
終了後に作品をいくつかもらったので,こちらで紹介します!
しっかりと自立する幹の上に,太陽の光をたくさん受けられる葉っぱがついています.
バオバブの木を思い出させる,立派な木を作ってくれました!とてもかっこいいですね!
光を反射する大きな葉っぱをつけてくれました!
上にあるのは,雨のしずくだそうです.下にあるのは雨が流れている様子かな?
自立させるために,幹の中にはクシャクシャに丸めた紙がたくさんはいってます!
よく見るとハートの葉っぱも!楽しんで作ってくれている様子がわかります.
こちらは力作!ワークショップ終了後も一生懸命作ってくれていました.
自立させるための大きな根,枝がかさならないようについている様子,上向きについている葉っぱ.
とてもよくできていますね!
ワークのあとは,地球温暖化のこと,木の果たす役割,そして木を残すことの大切さを伝えました.
温暖化のお話はすこし難しいですが,みんなちゃんと聞いてくれました.
最後に,学童保育の先生が用意してくれた「木からできるものクイズ」で.私たちが木の恩恵を受けて暮らしていることを考えました.
紙や割り箸だけでなく,一見すると木からできているようには見えないものも,木の成分を使っていたりします.樹液は甘いシロップとして使われることもありますね!
このワークショップを通して,森は生きものや私たちにとって大切であること,私たちは日々の生活で森の恵みを受けていること,感じてもらえたら嬉しいです.
このワークショップは夏休みにオンラインで開催予定ですので,興味のある方はぜひいっしょに勉強しましょう!
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