2021年2月,ブラジルのマナウス日本人学校のみんなとオンラインで授業を行いました.
私が初めて学校にお伺いしたのは2019年です.アマゾン川や森の生きものを紹介して,みんなで絵を描くワークショップを行いました.
2020年もマナウスへ行ってみなさんに会えるのを楽しみにしていたのですが,世界的な感染症の影響で渡航ができなくなってしまいました.
マナウスではロックダウンが行われて,必要な買い物以外の外出が制限されました.
みんなは学校へ行くことができず,遠足やその他の行事は中止とのことでした.
少しでもみんなと楽しい学びをすすめたい,と思い,先生と相談してオンラインで授業をさせていただくことになりました.
みなさんは,植物のタネが遠くへ運ばれるためにいろんな工夫をしていることをご存知ですか?
また,タネは動物たちによって森の中を運んでもらうことがあります.
タネから森と動物のつながりを学んだ後は,森の中にはいって特徴を見てみました.
森の中では足元に雑草などがあまり生えていません.
意外にも歩きやすいです.これはなぜ?
こうして森や動物について学んだ後,いらない紙を使って木を作る工作をしました.
ポイントは太陽の光をたくさん受けられる葉っぱをつけること,です.
そして,いらない紙をつかうところもポイントです.
授業でも資源を無駄にしないように気をつけなくてはいけません.
みんなが作ってくれた木はこんな感じです.
どれもとてもかっこいいですね.
※皆様の許可をいただいて掲載しております
海は森,川,町,とつながっています.
どこかが汚れたり,どこかが壊れたりすれば,それは全体に広がってしまいます.
世界が取り組んでいる温暖化という問題.
これによって動物も人も大変な被害を受けています.
この問題が進んでいる原因の一つに,森の木を伐採し続けていることがあります.
どうして木を切ると温暖化が進んでしまうの?
木を切ることで,木が保有している二酸化炭素が大気中に出てしまうからです.
そして,木を切った場所を家畜の放牧に使ったりすることで,家畜から出されるガスやそのほか様々な環境変化による温暖化がすすんでいきます.
参加してくれた皆さんは,森の大切さを感じてくれたでしょうか.
これをきっかけに,環境問題についてもっと関心を持ってもらえれば嬉しいです.
みなさま,どうもありがとうございました.また会えるのを楽しみにしています!
本事業は日本財団 海と日本プロジェクトの支援を受けて実施しました.
社)マナティー研究所の環境教育は株式会社ミツバ様のご支援を受けて実施しております.
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