2022年3月12日(土)、13日(日)に第4回オンライン海牛祭りを開催します。
参加申し込み、および詳しい情報はこちらのサイトでご紹介中
〜物ではなく、データを参加者特典にした私たちの想い〜
マナティー研究所が毎年開催している海牛祭りも、第4回となりました!
海牛祭りとは?
海牛類(マナティー、ジュゴン)をメインに、さまざまな生物の研究者や専門家が講師となって、生きものの生態や研究をわかりやすく紹介する、一般向けの科学イベントです!
ここでしか聞けない情報や、最新の情報を入手できます。
テレビやウェブサイト、本の情報じゃ物足りない、もっと知りたい!新しい情報を知りたい!研究者と繋がりたい!という皆様はぜひ、ご参加お待ちしております!
私たちが昨年から取り組んでいるのは、サステナブル(持続可能)な活動を目指して、極力ムダな物やゴミを出さないこと、です。
たとえば、2020年からオンラインワークショップを行うようになって、参加者の皆様に印刷した資料をお渡しする必要がなくなりました。
事前にPDFをお送りして、必要な人に各自で印刷してもらうようにしています。
これによって、多めに印刷する、予備印刷する、などを行わなくなり、紙の使用量が減りました。
また、できるだけ使い捨てのものを使わないように気を付けています。
この試みは、子供向けのワークショップでは「次の人のために、ていねいに使って、ちゃんと片付ける」という学びにも繋がっています。
そして、今度の海牛祭りでは、参加者特典として物を贈るのではなく、データをお渡しすることにしました。
<なぜデータなの?>
データがあれば、それぞれが必要なものを作ることができるからです。
部屋に飾りたい方はポスター印刷、お友達にメッセージを送りたい方はポストカード印刷など。
他にも、エコバッグが欲しかった人、マグカップが欲しかった人、シールにして貼りたい人、子供用のスタイが欲しかった人、サーモタンブラーが必要な人、など。
それぞれ欲しいものは違うと思います。だから、必要な物を、必要な分だけつくってもらうことで、無駄な物を出さずにすみます。
一方で、自分で欲しい商品を作るのは、お店で買ったりもらったりするよりも、すこし手間がかかるかもしれません。
しかし、新しい方法として、自分が欲しいものを自分で作るという選択肢を活用していただきたいと思いました。
環境問題に少しでもアクションを起こしたい!という私たち共通の想いを、これからも実現していきたいです。
<デザインの紹介>
第4回海牛祭りのためにアーティストさんに描いていただきました。
横書きのものと、縦書きのもの、2種類をご用意しています。
【デザイン1】
横書きで、鮮やかな色合いのイラストです。
アフリカのマナティーと子供たちの明るい未来を願って、描いていただきました。
アフリカではマナティーが漁業の害獣として積極的に殺されたり、食べられたりしています。私たちが活動しているカメルーンを含むアフリカ各国では、マナティーの保全のために正しい情報を伝えたり、漁業のやり方を提案したりしています。
いまは、このイラストのようにマナティーに出会うのが難しいくらい、マナティーの数が減ってしまいました。
しかし、マナティーの保全への理解がすすんでいけば、こんな風に川で泳いでいるマナティーを見つけて、木陰から嬉しそうに見る風景が現実のものになると願っています。

【デザイン2】
こちらは縦書きです。アーティストさんが紙袋に描いたものをデータにしました。
マナティーがまっすぐと前を見据えているような強い印象をうけた絵です。
私はブラジルでアマゾンマナティーに出会って、マナティーは「とてもかっこいい」と思うようになりました。
乱獲で激減してしまったアマゾンマナティーは、環境変化も激しい広大な川で、たくましく生き抜こうとしています。

<データのつかいかた>
参加者特典でお送りするデータは、個人利用の範囲内でお好きにお使いいただけます。
たとえば、自分がほしいものに印刷して使ったり、飾ったりすることができます(販売はできません)。
好きなデザインのものを1個から印刷できるような会社がたくさんあります。
今回は、suzuriさんでの印刷例をご紹介します!
横書きと縦書きのイラストがあるので、うまく配置すると、こんな商品がつくれます
デザイン1はきれいな色合いなので、どんなものにもあいます!
Tシャツに印刷しても、目を引くデザインだと思います。
お仕事でつかうクリアファイル、タンブラー、マグカップも、特別感があって素敵です。
デザイン2は紙袋が背景なので、ナチュラルな雰囲気です!
クリアファイル、ノート、そしてトートバッグなども落ち着いた雰囲気になります。