第2回海牛祭りレポート③

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今回は,おもしろ情報をすこし振り返ってみます!



【アマゾンマナティー】


・胸ビレをおしゃぶりする赤ちゃん


・仮病?で突然胸ビレを動かさなくなった赤ちゃん



仮病の話の中で,マナティーの研究をしている私,菊池はマナティーに嫌われているかもしれない,という話題になりました


研究のためとはいえ,水中マイクをプールに入れたり,餌の量を変えたり,背中に吸盤をつけたり,嫌われても仕方ないことをしています.



研究者の対象生物への愛は一方通行



それでも私は彼らを知るために追求し続けます


必死で予算を獲得し,許可を取り,現地でのトラブルをこなしながら..





【ジュゴン】


・正しい捕まえ方


・可愛すぎる赤ちゃんマリアム



オーストラリアでは,個体数調査のために野生ジュゴンの捕獲が行われています.


現地ではジュゴンを食べる食文化があり,何頭までなら捕獲していいですよ,という数字を出さないといけないのです.


そのために,ジュゴンの個体数調査は盛んに行われています.


捕獲調査では,目視ではわからないサンプル(糞,血液,体サイズなど)を得ています.




野生の水生哺乳類を捕獲することは本当に大変です


希少生物では特に捕獲の許可を得ることが大変ですし,安全に調査するためには綿密な計画,捕獲のためのトレーニング,そして当日は人にも動物にも危険がないように神経がすり減ります.


大型ほ乳類のジュゴンで捕獲方法がしっかりと確立されているのはすごいことです.


同じ海牛類のアマゾンやアフリカマナティーは濁った水の中に暮らしているので,目視観察ができない,そのため野生個体の捕獲もできていません.


野生個体の捕獲調査ができたら,一体どれだけ多くの貴重な情報が得られるか分かりません.


10年以上前からそういう計画はあるのですが,実現まで至っていないのです.


いつか,(私が生きている間に),野生アマゾンやアフリカマナティーの捕獲調査が実現して,貴重な情報を得て,彼らへの理解が深まることを願っています.





次回は『おもしろ情報の振り返りパート2』,最終回の予定です!




一般社団法人 マナティー研究所

設立年度:2018年4月6日

役員:

代表理事;菊池夢美

理事;田中将太,   冨田明広

監事;坪井亜里沙

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