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第3回海牛祭り(講師紹介:市川博士)

更新日:2021年10月29日

海牛祭りとは?


人魚のモデルとして有名な海牛類(マナティー,ジュゴン)についてくわしく紹介する,一般向けのサイエンスイベントです.

2021年のテーマは「潜る鯨類と潜らない海牛類」です.


参加申し込みはこちらのPeatixのサイトから受付中です


(https://kaigyumaturi3.peatix.com)



講師紹介のブログ公開中!


三谷博士(発表タイトル:北海道でのシャチの暮らし


青木博士(バイオロギングで調べるマッコウクジラの潜水行動)


市川博士(ジュゴンのロデオ!ー人魚姫はどこで眠るのかー


小寺博士(イルカの歯の不思議)

菊池夢美(食べる行動をかんたんに調べたい


Daniel博士(濁った水の中の人魚 -ソナーを使ったマナティー調査-


Aristide博士(カメルーンのアフリカマナティーの保全について

 

マナティー研究者とジュゴン研究者は仲いいの?


たまに聞かれるのですが,


はい!私はあつい友情を感じております!


なんてったって,日本で海牛類の研究をしている人がいないんです.


ジュゴン vs マナティーなんてケンカしたら,私はひとりぼっちです.


それに,市川さんは素晴らしい人間性の方で,ユーモアのある面白い人です.


海牛類関係に悪い人はいない!


市川さんの研究は以前のブログでも紹介しています.


見た目と鳴き声のギャップに衝撃を受けジュゴン研究へ



世界で唯一といっても過言ではない,ジュゴンの鳴き声を調べている研究者です.


ジュゴン研究のきっかけは,大学院で所属した研究室の先生から「ジュゴンやってみない?」と声をかけられたことだそうです.


市川さんとジュゴンの関係は,たまたま偶然の運のめぐりあわせで始まったというのだから,おもしろいですね!


こうしてジュゴンの研究に参加した結果,その見た目とかわいらしい鳴き声のギャップにはまり,素晴らしくも大変なジュゴン研究を行っている市川さんです.




大学院に入学してすぐに出あった頃の市川さんは,優秀でとがっている印象でした.


話しかけづらい雰囲気です.


京都大学の学生さんだったので,私はたまにシンポジウムや学会で見かける程度でした.


いつから仲良くしていただくようになったのか思い出せないのですが,いまは大変お世話になっています.



市川さんのジュゴン調査のお話を聞くといつも,


なんて大変そうなんだろう,私はアマゾンでラッキーだなぁ,と思います.


一方,虫が苦手な市川さんは,私のアマゾン話をきくたびに


自分はジュゴンの調査でよかったわ,と言っています.


お互いにお互いを気の毒に思っているのがなんともおかしく,適材適所といいますか,それぞれの場所へちゃんとおさまっているのだな,と感じます.